ロシア「イスラエルは意図的に緊張激化への行動を決意」
(last modified Sat, 21 Jun 2025 11:16:04 GMT )
6月 21, 2025 20:16 Asia/Tokyo
  • ロシアのゲンナディ・ガチロフ駐ジュネーブ国際機関代表部大使
    ロシアのゲンナディ・ガチロフ駐ジュネーブ国際機関代表部大使

スイス・ジュネーブ国際機関のロシア代表が、シオニスト政権イスラエルによる対イラン攻撃の結果について警告するとともに、国際社会に対しイスラエルの攻撃的な行動について明確な法的・政治的姿勢を示すよう求めました。

【ParsToday国際】ジュネーブ国際機関駐在のゲンナディ・ガチロフ露代表は、イスラエル政権によるイランへの攻撃について言及し、「最近の出来事は、大規模な一大核災害をともなうであろう更なる緊張激化に向かうという、イスラエルの意図的な意思決定を明確に示している」と語っています。さらに「最悪のシナリオが現実のものとなりつつある」と付け加えました。

また、軍縮会議の一般会合で「我が国と他の複数国の建設的な努力にもかかわらず、状況は今や最も否定的で予測不可能なシナリオに向かっており、西アジアのみならず世界全体に悲惨な結果をもたらす可能性がある」と述べています。

さらに「国際社会はこれまで以上に、イスラエルの行動について明確な法的・政治的裁断を下すとともに、対立の緩和と交渉の場への復帰に向けたあらゆる外交努力を支援すべきだ」としました。

イスラエルは13日朝、イランへの攻撃を開始しました。この攻撃で、イランの軍司令官や科学者の他、罪のない多数の一般国民、特に抑圧された子供たちが殉教しました。しかし、この攻撃によるイスラエルの歓喜・高揚感も数時間しか続かず、イランの最初のミサイルが占領地の各地に着弾したことであっさり打ち砕かれました。

イスラエルによる対イラン攻撃が開始された一方で、国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長は数時間前に米CNNのクリスティアン・アマーンプール氏の番組のインタビューで、イランの核開発計画の平和的性質および軍事目的への逸脱のないことを再強調し、「イランが核兵器(製造)に向けて動こうとしているという証拠はない」と語っています。

 


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