イスラエルによるマドリーン号襲撃;シオニストの海賊行為に対する国際的措置が要求
(last modified Mon, 09 Jun 2025 09:42:21 GMT )
6月 09, 2025 18:42 Asia/Tokyo
  • マドリーン号でパレスチナ支援活動家らが逮捕
    マドリーン号でパレスチナ支援活動家らが逮捕

シオニスト政権イスラエル軍が、ガザ支援船・マドリーン号に乗っていたパレスチナ支援活動家らを逮捕・拉致した後、この支援船を占領地のアシュドッド港に曳航しました。

【ParsToday西アジア】運航する親パレスチナ団体・FFC自由の船隊連合は8日日曜夜、「イスラエル占領軍がマドリーン号に乗船していたパレスチナ支援活動家らを拉致した」と発表しました。これに先立ち、シオニスト系ニュースメディア「ワッラー」は、「シオニスト政権軍はマドリーン号を穏やかに拿捕し、ガザ沿岸への到達を阻止する準備を進めている」と報じていました。象徴的にパレスチナ支援活動家とごく限られた人道支援物資を乗せたマドリーン号は今月1日、イタリア南部のシチリア島の港を出航しました。この支援船には英国、フランス、スウェーデンなど複数の国の出身の12名のパレスチナ支援活動家らが乗船しています。

 

パレスチナ人の怒りとシオニストによる海賊行為に対する世界規模の措置を求める声

PFLPパレスチナ解放人民戦線はイスラエルによるマドリーン号への残虐な攻撃に言及し、同船に対する海賊行為を戦争犯罪だとしました。PFLPは、シオニスト占領軍によるマドリーン号拿捕・占拠に反発し、「マドリーン号に対する海賊行為は、大衆的かつ国際的な動員を必要とする戦争犯罪である」と表明しています。これに先立ち、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスは国際社会と国際機関に対し、この犯罪を非難するよう呼びかけるとともに、同船の乗船者の健康状態の全責任は占領軍にあると指摘していました。

ハマスは声明の中でマドリーン号の船長らの行動を称賛し、ガザが孤立していないことの証だと表明しました。同時に、イスラエルの新聞イディオト・アハロノトは、マドリーン号をめぐってイスラエル政権軍と同政権閣僚の間で緊張が生じていたことを明らかにしましたが、それ以上の詳細は明らかにしていません。

一方、パレスチナ問題担当のフランチェスカ・アルバネーゼ国連特別報告者は、イスラエル占領軍にシージャックされたマドリーン号とその乗船者の解放を確実にすべく英国政府に即時行動を取るよう求めました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     


 

OSZAR »